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「未来をともに耕す」――サントリー・味の素など食品大手4社、取引先3000社と挑む“脱炭素の共同戦線”

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食品大手4社が脱炭素の共同戦線を構築

サントリーHD、味の素、キリンHD、明治HD――。日本を代表する食品大手4社が、取引先3000社を超える広大なサプライチェーンに対して、本格的な「脱炭素支援」の共同戦線を張りました。これは、単なる環境施策ではありません。2027年3月期から義務化される温暖化ガス排出量の開示という厳格なルールに先んじて、自社の枠を超えて業界全体を巻き込む、未来への挑戦です。

企業間の壁を越えた“共創”によるノウハウ共有

農家には窒素肥料の削減技術を、包装材メーカーには脱炭素化のノウハウを。そして環境対応度に応じた優遇金融制度の導入支援まで──企業の壁を超えてノウハウを共有し、気候変動という共通課題に立ち向かう姿勢は、まさに“共創”の精神に満ちています。

各社の高い経営健全性・財務安全性

注目すべきは、4社いずれも経営健全性・財務安全性において高い水準を保っている点です。

250815サントリー安全性
250815サントリー安全性
250815味の素安全性
250815味の素安全性
250815明治HD安全性
250815明治HD安全性
250815キリンHD安全性
250815キリンHD安全性

リーダー企業としての社会的責任と希望

自らの足場を安定させたうえで、サプライヤーに手を差し伸べる姿は、まるで嵐の中にあって灯りをともす灯台のよう。持続可能な未来へと業界全体を導こうとする、責任あるリーダー企業の姿勢がここにあります。

250815サントリー企業力総合評価
250815サントリー企業力総合評価
250815味の素企業力総合評価
250815味の素企業力総合評価
250815明治HD
250815明治HD
250815キリンHD企業力総合評価
250815キリンHD企業力総合評価

気候危機に向き合う企業の姿勢が希望に

異常気象、猛暑、山火事——日々のニュースに胸を痛めている私たちにとって、このような取り組みは、企業が本気で未来を守ろうとしているという希望の兆しではないでしょうか。気候危機に対する危機感を共にする消費者の心に、確かに響くはずです。

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Picture of 山本 純子
山本 純子
株式会社SPLENDID21 代表取締役。企業評価・経営者評価のスペシャリスト。 多変量解析企業力総合評価「SPLENDID21」というシステムにより、通常の財務分析ではできなかった経営全体を「見える化」するシステムを提供。 近年では様々な企業が本手法を利用して莫大なデータより有用な情報を引き出し、実際の経営に役立てています。 代表者プロフィールはこちら
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山本 純子
株式会社SPLENDID21 代表取締役。企業評価・経営者評価のスペシャリスト。 多変量解析企業力総合評価「SPLENDID21」というシステムにより、通常の財務分析ではできなかった経営全体を「見える化」するシステムを提供。 近年では様々な企業が本手法を利用して莫大なデータより有用な情報を引き出し、実際の経営に役立てています。 代表者プロフィールはこちら
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